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【談話】第回4回定例会を終えて(グリーンな東京)

 本日、第4回定例会が閉会しました。終了にあたっての談話を発表(プレスリリース)しました。

➤本会議・最終日の録画はこちらでご覧ください(各会派の討論が行われています)。
https://www.gikai.metro.tokyo.lg.jp/live/video/241218.html

他の本会議や各委員会の録画はこちらからご覧になれます。
https://www.gikai.metro.tokyo.lg.jp/live/


 

【談話】「2024第4回定例会」を終えて

2024.12.18
           グリーンな東京 幹事長 漢人あきこ

◆「都議会自民党」による裏金問題の事実関係の究明と説明責任を求めます
 都議会自民党会派の政治資金パーティーで、販売ノルマを超えて売った収入を中抜きし、政治資金収支報告書に記載していなかったことが明らかになりました。不記載のあった議員は20人ほどで、総額が100万円を超える議員もいたことや、関係者による「中抜きは10年以上前から行われていたと思う。ノルマを超えた分は自分の収入になるのが『当たり前』のことのように話が進んでいた」との証言も報道されています。
 深刻な政治不信を招いている裏金問題が都議会でも発生していたことは大変残念であり怒りを感じます。
 都議会自民党による事実関係の究明と、説明責任を果たすことを求めます。

◆COP29を受けた気候危機対策の強化を
 小池知事は11月にCOP29に参加し、伊豆諸島沖にギガワット級の浮体式洋上風力発電設備を建設する計画を発表しました。すでに、伊豆大島での導入にむけた取組みも進んでいますが、浮体式洋上風力は、海洋国家である日本にとって大きなポテンシャルのある再生可能エネルギーであり、立地地域との十分な対話や議論に基づいて、行政が強力な後押しを行うことを歓迎します。
 COP29では、開発途上国に向けた気候変動対策資金を2035年までに3倍に増加させることを合意しました。都も途上国への気候危機対策の支援を行うことを求めます。
 また、1.5℃目標の実現のため、先進国の日本は2030年に2013年比70%以上の温室効果ガス削減が求められます。都の2030年カーボンハーフの速やかな引き上げと実効性ある本気の対策が求められます。

◆英語スピーキングテストの実態調査と入試活用中止を求めます
 中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J YEAR3)が11月24日に実施され、都議会議員連盟と市民団体によるアンケート調査と聞き取りから、新たな事業者であるブリティッシュ・カウンシルによる、これまで以上にずさんな試験運営の実態が明らかになりました。ところが、都教育委員会は、「適正に実施された」との答弁を繰り返しています。機器トラブルによる長時間拘束という人権侵害ともいえる事態も発生しています。
 都教育委員会による実態調査と、英語スピ-キングテストの都立高入試への活用は中止すべきです。

◆都市計画道路の新たな整備方針に向けて、環境破壊と民意に反する小金井2路線の見直しを
 都市計画道路の2026年度からの「新たな整備方針」の策定に向けた動きが始まっています。
 小金井3・4・1号線及び小金井3・4・11号線は、第四次事業化計画で優先整備路線に選定されましたが、選定時から反対の声が大きく事業化の手続きはほとんど進んでいません。11月末に開催されたオープンハウスでも、環境破壊への危惧や時代錯誤の計画との指摘が相次ぎました。
 今定例会では特定整備路線の中止・見直しを求める陳情も審査しましたが、不燃領域率が高まり延焼リスクが大きく低減される中で、延焼遮断機能を主目的とした事業の必要性が問われていることを指摘しました。
 都市計画道路のあり方は時代に即した大胆な見直しが求められています。

◆3項目の文書質問を提出
 漢人は次の3項目の質問趣意書を提出しました。①“はけ”と野川を壊す都市計画道路 ②伊豆諸島での浮体式風力発電事業について ③中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J YEAR3)実施における人権侵害について

以上