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ブログを更新★【報告】「政治を変えよう!菅直人さんと話そう」の会

(報告:横須賀雪枝)

身近に話せる元総理、長年この選挙区を見守って来られた立場で

 10月16日(土)の午前中、告示前の忙しい土曜日に漢人事務所&オンラインで菅直人さんのお話を聞く会を開きました。進行役は漢人さん。1時間という短い時間でしたが、参加者から多くの質問が出て濃い1時間となりました。お話の要旨をまとめました。

まずはさんから
「自民党の総裁が新しくなり、短い期間でまだ定まった感じがしませんが、岸田政権というのは安倍三次政権だと感じているし、それを感じている人は多いと思う。今すべきことはまずはコロナ対策、PCR検査の拡充などまだやれることは様々ありますが、長期的に見ればワクチン開発などもっと力を入れてやるべき、長期的展望も必要と思っています。それらについても全ては岸田内閣は「まだわからない、これからだ」と言っていて期待できないと思っています。立憲民主党に政権交代は難しいという人もいるが、当時の民主党政権には閣僚経験者がとても少なかった。もう一度任せてほしいと思っている。」

参加者からの質問矢継ぎ早に
小金井の課題についても続々と
続いて参加者から菅さんへのお願いと質問が次々と出ました。

Q.収入は3割下がっていると言われているのに、学費は3割上がっている。このような状況ではやっていけない。私学助成もしっかりとお願いしたい。
 高校の無償化に踏み切ったのは民主党政権だった。奨学金という借金を抱えて社会にでる若者が多いのは問題、日本社会が力を落とすことになる。さらに力を入れていきたい。

Q.小金井市は公立保育園廃園問題が起きていてとても困っている。保健所を減らしてしまったことが今問題になっているように命を守る場所である保育所を減らすことはとても危険。国の政策も大いに関係しているのでなんとかしてほしい。
 小金井で保育園廃園が大きな問題になっていることは様々な方から聞いている。公立保育園はある程度必要と考えている。しっかりとした議論をして行革的に考えるのではなく、子どもたちや保護者の立場になって必要な保育というものを考えていく必要がある。

Q.今の学校の学習内容が詰め込みすぎだと思っている。学習指導要領の内容を見直してほしい。
Q.女性がもっと立憲民主党内で活躍できるようにしてほしい。
 立憲でも辻元議員などがとても頑張っている。女性の活躍の場をもっと増やしていきたい。候補者のうちの30%以上は女性にするというのを党の方針にしていきたい。

Q.教員の働き方改革をお願いしたい。ブラックな働き方を教員だけでなく環境作りをしてほしい。子どもたちにとっても良くない。
 先生たちの仕事量が、教育以外のことが増えていて教育そのものへの力が削がれているのはとても問題だと思っている。
日本の今の教育は人と違う意見は言わないように教育している。考える力をつけさせる教育に変えていかなくてはいけない。

Q.立憲民主党として財源をどうするのかなということが気になっている。非正規が増えていて収入が少なければ支払う税金も少なくなる。その雇用についてどう考えているのか教えてほしい。
 昔は累進課税だったが、この数十年で儲けの大半は株式投資になってしまった。日本でも大金持ちが増えているが、貧富の差が激しくなってきている。税制を変えなければならない。消費税も一つの選択だと思うが、いろんな矛盾も出てきている。消費税と所得税と法人税、資産課税のトータルの仕組みを考えなければならない。コロナ対応で一時的に消費税を下げることも必要だと思う。
最低賃金を上げることは必要。まずは1500円にし、全国一律にすれば東京一局集中も避けられる。今は株式で儲けている人たちばかりが豊かになる税制になっているこれを変えなくてはいけない。

Q.小金井には都市計画道路問題がある。道路を止めるにはどうしたらいいのか。
 はけを通る道路の問題には大いに関心を寄せている。この問題はなんとかしなくてはならない。根本から見直すべき時に来ている。制度を変えていかなくてはならない。これだけ時代が変化しているのに地元住民の意見を聞かずに50年も前の道路計画を実施するのは間違っている。今外環道で起きている地盤沈下も大問題。玉川上水も全部埋めて道路にしてしまおうという案が昔あったけれども、反対して頑張った人たちがいて守られた。

Q.ノーベル賞を日本人が受賞するたびに基礎研究を守りましょうという話になるけれど、大学が独立行政法人化されて、研究者がしっかりと継続して安心して働き続けられる環境を作ってほしい。
 今はポストドクターの人たちが先が見えないと悩まれることが多い。目先のことに追われて深い研究ができない問題。もっと長期的に考えて研究活動ができるように力を入れなおさないといけないと思っている。

Q.脱原発と気候危機問題をライフワークとしてぜひ取り組んでいただきたい。
 もちろんしっかりと取り組みます。

Q.市民の中から候補者を選ぶことと党が選ぶということとの両立が難しい。これは小選挙区制の弊害なのではないか。
 中選挙区制の問題もあったので小選挙区制には当時賛成したが、やはりまた問題が起きている。今の日本の小選挙区制を改善する案も考えている。小金井は漢人さんを押し出したような市民選挙をする土壌がある。それをまた党が応援するような形を作れたらいいと思っている。

市民運動から出て来られた菅さんを応援したい!
最後に漢人さんが「今は立憲の最高顧問という立場だけど、もともと市民運動の中から出て来た菅さんは、市民の立場で考えてくれる力も持っている。だから期待して応援したいと思っている」と締めくくりました。