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ブログを更新★【報告】第7回都議会報告会

(報告:グリーンな東京スタッフ 冨永徹平)

5/28(日)、第7回目の都議会報告会を漢人あきこ事務所内の「スペースチェンジ」を会場に、Zoomも合わせて開催しました。

ちょうど2時間の報告会で、以下のような内容が取り上げられました。

・福島原発事故被災地スタディーツアーの報告
・第1回定例会の報告
・統一自治体選の応援の報告
・第2回定例会に向けて

〇 福島原発事故被災地スタディーツアー
5/23~24に福島原発震災情報連絡センターの第13回総会と被災地スタディーツアーに参加。沿岸部の被災地、資料館などを周った、津波や原発事故の爪痕の様子が報告されました。

〇 第1回定例会の報告
2023年第1回定例会では、知事提出議案が116件、議員提出議案が8件。予算増にもかかわらず再分配が不十分であること、気候変動や生物多様性を軽視した事業が続いていること、英語スピーキングテスト事業が十分な検討なく進められていることなどが指摘されました。

「東京都平和祈念館(仮称)の建設推進を求める都議会会派 共同声明」を5会派で発表。平和祈念館は1998年に予算凍結され、寄せられた5000点もの遺品や、330人の証言ビデオが25年間も倉庫に置いてある状態です。
ロシアによるウクライナ侵略や、東アジアの緊張が高まるなか、戦争の惨禍を伝え、平和への決意を固め、地域からも訴えていくことはますます重要です。

〇 統一自治体選の応援
4月に行われた統一自治体選挙では都内各地の候補者を応援。当選した候補者もいれば、残念ながら落選した候補者もいたようですが、それぞれ個性的で、興味深い報告でした。

〇 都議会の議席構成
現在の都議会は、会派別で自民党、都民ファースト、公明党がそれぞれ約5分の1の議席を持っており、残りの5分の2を共産党、立憲民主党など複数の会派が分け合うような形になっています。公明党と自民党の関係が変わったようでもあり、何かと流動的なおもしろい議席構成のようです。
質問タイムには、社会の変化や選挙の動向を含めた色々な質問や意見が出ました。

〇 第2回定例会に向けて
6/6から始まる第2回定例会には、補正予算や条例案など53件の議案が提案される予定とのこと。

環境・建設委員会では、神宮外苑再開発の請願や、気候変動対策の複数の制度改正と生物多様性地域戦略の策定の報告もあります。

また、以下の文書質問の提出も検討中とのことです。

 ❶ “はけ”と野川をこわす道路はいらない!小金井2路線
 ➋ 「日比谷公園再生整備計画」について
 ➌ 東京都若年被害女性等支援事業、「COLABO」問題
 ➍ PFAS(有機フッ素化合物)汚染
 ➎ 認可保育園をめぐって 園庭のない園、コスモズ補助金不正

 (追記)➏ 関東大震災100年にあたって朝鮮人虐殺被害者への追悼を

参加した方から、キャップ&トレード制度の見直しや、保育園問題への意見や質問のリクエストも寄せられました。

最後に、4年間の都議の任期の折り返しが近づいており、それに合わせたイベントを企画中とのお知らせもありました。