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ブログを更新★【報告】第13回都議会報告会

  

 11/30(土)午前、スペースチェンジ(漢人あきこ小金井事務所)とZoomオンラインをつないで、第13回の都議会報告会を開催しました。司会は山内淳次さんが担当。 今回は第3回定例会(9/18〜10/4)とその後の都政や来年度予算と、”はけ”と野川を壊す都市計画道路小金井3・4・11号線のオープンハウス(道路整備に関するパネル展示・意見交換)での展示内容の報告や意見交換。オープンハウス・意見交換会に参加された方の報告もありました。(報告:岡田ちひろ)

◆2024年第3回定例会&その後の報告・・・

 漢人あきこから、第3回定例会とその後について報告しました。

・お台場大噴水「税金は一切使わない」
 お台場海浜公園の世界最大級「大噴水」計画を突如発表。定例会では精査中とされていた維持費などが発表されました。
➤総事業費  26億4000万円
➤維持管理費 年間1億5000万円から2億円
➤台場地区を訪れる人 年間250万人増
➤経済波及効果 98億円
 埋め立て地売却収入をあてるので「税金は一切使わない」と強弁していますが、土地売却収入も貴重な都民の財産です。プロジェクションマッピングに続く不透明な巨額投入の気配です。

・学校給食費「無償化」補助2分の1→8分の7にアップ
 増額の補正予算が組まれました。2分の1補助では財政力の厳しい自治体では導入できず、多摩格差をさらに拡大することは明らかでしたから、当初予算から措置すべきでした。
 最後に残った小金井市と日野市が3学期から導入を決定し、全自治体での無償化が実現しました。

・カスタマーハラスメント防止条例 消費者の権利を侵害することない運用を
 顧客等による過剰・悪質なクレームを防止し、働く環境を守るための、全国に先駆ける条例です。一方で、正当な消費者の権利や、表現の自由、財産権を害する恐れもあり、来年4月施行にむけて作成される指針での十分な配慮が必要です。

・神宮外苑再開発 樹木伐採を強行せず、計画の見直しを
 昨年9月に知事が求めた「樹木の保全に関する具体的な見直し案」が9/9に三井不動産など事業者から発表され、 10/21の環境影響評価審議会で審査終了となり、樹木伐採が強行されそうです。イコモスの国内委員会は『緑の質』の検討の欠落を批判しています。
 移植・伐採が始まり1か月が経過しました。計画見直し、慎重対応を求めます。

今定例会では一般質問には立たず、6項目の文書質問を提出しました。
 「武蔵村山市の産業廃棄物処理施設の重金属汚染」については、環境・建設委員会の事務事業質疑でも取り上げたことも含めて報告しました。農工大の施設周辺の土壌検査で、複数の重金属の「非常に強い汚染」が検出されているのに、都は調査方法が違うから評価できないという姿勢です。
*詳しくはこちら➡2024年 第3回定例会で提出した文書質問の答弁書

◆環境・建設委員会 9/13、30、10/2

<環境局>

CO2排出量、国内最大のデータセンタ都の2030カーボンハーフへの影響も必至
 昭島市での巨大データセンターと物流センター「GLP昭島プロジェクト」の建設計画について、環境影響評価審議会での慎重審査を求める陳情は継続審査になりました。
 10/6には昭島市長選が行われ、計画はないを掲げた新人の田所候補が善戦しました。
*詳しくはこちら➡2024年 環境・建設委員会 9/13、30、10/2


“はけ”と野川を壊す都市計画道路小金井3・4・11号線のオープンハウスの展示内容
*展示パネルはこちらをご覧ください。
https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jimusho/kitanan/jigyou/kitatamananbu0060

 

《参加されたみなさんの発言から》

衆議院議員になった松下玲子さんも駆けつけてくれました。

・小金井自民党が東京都建設局に提出した都市計画道路3.4.11号線整備要望書の中の「道の駅」ってなんですか?道の駅は国が主体となり都、区市町村も負担する事業です。要件があり小金井のような面積に限りある場所で道路建設他にもさらに住民を立ち退かせて大規模駐車場用地も確保するつもりなのか?道の駅は24時間営業する施設、これを新しい道路沿いに?

もう一つ、路線バス運転手不足が深刻な中、飛田給駅との新規バス路線要望などどういう根拠なのか?(大学生)

・既存道路の拡張ではなく、新たな道路整備のための用地買収は大変時間がかかります。10年20年ではきかない。住宅地を潰して新たな道路を作ることを東京都は甘く見ている。(元不動産業勤務者)

・全国的に都市計画道路の見直し方針や住民の意向尊重という流れがあるが、東京都だけが見直しをしていない。このいきなりのオープンハウスでは環境配慮などまだ何も考えられておらず、説明も不十分だった。

・都議の背後にはたくさんの都民がいるのだから、これからも質問をしつこく続けてほしい。

(報告:岡田ちひろ)