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ブログを更新★【白井市長への申し入れ】2/26「優先整備路線の検証および総合的判断」の「市長報告」について

 2月26日、白井亨市長に、”はけ”と野川を壊す都市計画道路「容認」の態度変更に対して、<選挙公約に反する「総合的判断」について、市民説明会を開催し、撤回すること、そして東京都に「道路推進の要望書」を提出しないことを強く求める申し入れ>を行いました。
 こんな申し入れを行う日が来るとは…
 手交写真も撮りましたが、なんとも微妙な表情です。

 申し入れにある市民説明会は開催するとのことで、そのお知らせが掲載されている「市報こがねい3/1号」(配布中)をいただきました。

◆3/8(土)18:00-20:00@南小体育館
◆3/11(火)19:00-20:30@二中体育館
*詳しくは市HP
https://www.city.koganei.lg.jp/smph/shisei/seisakukeikaku/machitoshi/machizukuri/tosikeikakudouro/yusen_kenshou.html?fbclid=IwY2xjawItONVleHRuA2FlbQIxMAABHW_CFI-cqw-V3O1T9bzl8oKV_9wG61eSFmLMP6nECUzOGeqJ6tHO2gZKzQ_aem_LiKL0YVa9wL3k5ULNh2kEw

 いずれも夜で、坂下エリアです。立ち退き対象になるみなさんに近い東中か東小で開催しないのはなぜなのでしょう。
 また、2/17の本会議での質問は、文書の調整のため保留になっています。そんな状態での開催決定はいかがかと思いますし、その差し替えられるはずの文書が公開されたままなのも疑問です。

*総合的判断(市長報告)➡https://www.city.koganei.lg.jp/shisei/gikaijimukyoku/teireirinji/reiwa7_gikai/reiwa7_gian/R7dai1kaigian.files/20250214tsuikagian.pdf


 

「優先整備路線の検証および総合的判断」の「市長報告」について
(白井亨市長への申し入れ)

2025.2.26  
都議会議員 漢人あきこ

 白井亨市長は、2月17日の市議会本会議で、「優先整備路線の検証および総合的判断について」(以下「総合的判断」)とする「市長報告」を行いました。

 白井市長はその中で、優先整備路線3・4・11号線について、「(市の)検証報告書を踏まえると、必要性は否定できませんが、自然環境保護の観点から課題が残ります。」と指摘しながら、続けて、「このため、環境に対する影響の低減に向けた、橋梁の設計内容について、見直しを求める必要があります」と、環境への影響を過小評価し、橋梁の設計内容の見直しへと矮小化しています。また、「小金井市都市計画マスタープランに基づき、東京都及び関係市に見直しを前提とした連携を申し入れることは困難であると考えました」と述べ、小金井市の自治的主体性を放棄し「道路容認」へと舵を切りました。

 2022年11月の市長選において、白井市長は、小金井市政の重要課題の一つとして「都市計画道路は中止・見直し」を掲げ、「市民選挙」を通して当選しました。白井市長誕生は、優先整備路線によって小金井市の宝である“はけ”と野川が分断されることから、貴重な自然環境、動植物への影響、生物多様性への影響を懸念する強い民意があることを示しました。

 白井市長は、「総合的判断」で、市長選での選挙公約を反故にし、民意に背を向けたのです。「総合的判断」は2月14日に市の公式サイトに公表され、17日の市議会本会議の「市長報告」で質疑が始まりましたが、市民説明会も設定されておらず、説明責任は果たされていません。市民との対話を重視してきた白井市長もどこへ行ってしまったのでしょう。
 さらに、白井市長は、この「総合的判断」を基に、3月中に東京都に「要望書」を提出するとしています。市民は「中止・見直しの要望書」の早期提出を求めていたのであり、「道路推進の要望書」提出など望んでいません。

 私、漢人あきこは、「“はけ”と野川を壊す都市計画道路はいらない」を選挙公約の柱の一つとして、2021年7月の都議選で初当選しました。この当選も都市計画道路に対する民意の表れでした。当選後は、その民意を受け、都議会において当該都市計画道路の問題点を指摘し、東京都に対し中止、見直しを求めてきました。
 また、2022年の市長選においては白井亨さんを応援し、当選後は、市長と都議会議員として連携し、都市計画道路の中止・見直しに向け、努力を重ねてきました。今回の「総合的判断」でも、白井市長は公約実現に向けて方針を貫くものを思っていました。
 ところが、一切の相談も協議もなく方針転換がなされたたことは、極めて遺憾であり残念です。私自身も政治家としての責任が及ばなかったことを、市民のみなさまに申し訳なく思います。

 「総合的判断」によって、市政への信頼は損なわれ、不信が高まり、厳しい批判の声が上がっています。市民のなかに分断が起こり、小金井のまちづくりにとって大きな禍根を残します。
 漢人あきこは白井市長に対し、選挙公約に反する「総合的判断」について、市民説明会を開催し、撤回すること、そして東京都に「道路推進の要望書」を提出しないことを強く求めます。