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はけと野川を壊す都市道路計画~都主催の「意見交換会」、意見交換は成立せず

 11月17日、東京都建設局主催の都市計画道路3.4.11号線に関する「意見交換会」が、萌え木ホールで開催されました。道路建設で、具体的な事業化手続き以前に、このような場を設けるのは都としても初めてとのことで、都の担当の職員のみなさんにも、公募で選ばれた43名と町会・自治会代表の7名(1名欠席)の市民にも緊張感が漂う中での開会となりました。漢人も公募メンバーの一人として参加。

 まずは、事前の市民や市議からの要望にもかかわらず、「傍聴不可」の設定だったため、この件をめぐってひと悶着。小金井には市民参加条例があって「会議は公開」が原則、小金井市民との意見交換をするなら小金井ルールで!と私も何度か挙手して発言しました。参加者の強い要望に押されて、ちゃんと椅子も並べて傍聴OKに。その後も議事録の全文記録・事前確認、要約の速報発行や、会場での録画、録音もOKなど、「会議のあり方」をめぐってのやりとりがあり、概ね参加市民の要望通りとなりました。これは大事なこと。

 その後、都側は「事業化を前提」とした説明を始めようとしたので、それはダメ!との発言が相次ぎ、事実上、都が予定した「意見交換」は成立しないまま、都としての諸々の宿題を確認して閉会となりました。

 さて、次はどういう展開になるのか。その後の11/22の市議会建設環境委員会での市の報告だと、なんだか少し風向きが違っている気配も…。第2回意見交換会と、年度内に体育館などで行うという大規模な「説明会」の動向に要注意です。

 

小金井在住のジャーナリスト/ライター・斉藤円華さんがブログにレポートをアップしています。
こちらにも、ぜひ、お目通しください。

【小金井都道問題】意見交換会(11/17)、都は計画説明に入れず
 http://saitoh-madoka.cocolog-nifty.com/blog/2017/11/1117-00ac.html