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【報告】2/19「 第6回議会報告会」

(報告 岡田ちひろ)

2月19日(日)、第6回目の都議会報告会を漢人あきこ事務所内の「スペースチェンジ」を会場に、Zoomも合わせて開催し、25名の方が参加しました。

◆第4回定例会の報告・・・

まずは漢人さんから12/1~15まで行われた都議会第4回定例会を中心に、いまの都政で課題になっていること、取り上げてきたことなどをスライドも使って30分ほどの報告と質疑応答がありました。

文書質問は5項目で提出。すでに、答弁書が2/7に公開されました。
一 都立高校入試における英語スピーキングテスト活用について
二 手話言語条例制定を受けた都の対応について
三 東京都人権プラザ企画展における検閲事件について
四 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会をめぐる談合事件について
五 地域のまちづくり、自然環境への影響が懸念される放射 第35号線(環状7~放射36)について
詳しくはこちらの記事をご覧ください
https://kandoakiko.com/blog/2023/02/3639/

議案の採決結果はこちらです。
https://kandoakiko.com/blog/2023/01/3598/

◆参加者から質疑、感想、意見…

今回は、参加者と漢人さんとの質疑や、参加者同士の意見交換をたっぷり取ることができて、会場とオンラインそれぞれの参加者が積極的に発言しました。

◯外苑再開発いちょう並木保存について

・高層ビル高さ制限の緩和で高層ビルがどんどん立っている。三井不動産と東京都は癒着しているのではないか?利権がらみ?気候危機とも関連があるのでこれ以上高層ビルは建てて欲しくない。

◯人権、性差別について

・都の人権尊重条例で性的少数者に差別してはいけないという文言は入っているのか。

・報告スライドの中で予算要望の提出シーンがあったが男性ばかり。女性の部課長はどの程度の割合か。

・チルドレンファーストの政策、なぜカタカナ?結婚マッチングに公金投入に疑問。子どもを産む人のだけ援助が届くのでなく、もっと多様にあってほしい。

・国立市の婚活マッチング、女性の参加対象者が出産可能年齢層に限られていた。男性は年齢が高くても参加できる。子どもを持つこと=(婚姻制度による)家庭を持つことに限定されている。10人もの市議がすぐに抗議に動いた。

・出産・子育て支援=家庭支援・結婚支援になっている現状がおかしい。それに加えて、結婚=出産を期待 という”常識”?がまだまだ感じられる。自分もこの5年間に、何十回も「赤ちゃんはまだ?」って聞かれた。「いまは考えてませーん」って答えても、「なんで?」って不思議そうに聞かれることまで。古い人・保守的な人からばかりではなく、市民運動界隈や多様性への尊重を理解している人からも。少子化対策のニュースを見るたびに、結婚している人への圧力を感じる。

・子どもを持つか持たないかはそれぞれの判断であり状況であり、さらには持ちたくても難しい場合もある。“社会の常識”のアップデートが必要

◯都立病院のこと、ワクチンのこと

・都立・公社病院が独立行政法人になり1年。予算削減はされていないようだ。
・国立病院では看護師の退職が相次いでいる。今後も注意が必要
・ワクチンは心配だということ自体が言いにくいコロナ禍。

◯東京都の気候変動対策について

・東京都は「キャップ&トレード」を他の自治体に先駆けてやっている唯一の自治体。現在三期目、少しづつ削減率は上がってきているが、四期はどういう議論が進められているのか。対象が大規模事業所に限定されている。可能であれば、中小規模事業所にもこの制度を拡大して削減率を高めてはどうか。

◯PFASについて

・基地の近い場所に圧倒的に汚染度が高い。米軍基地に限らず自衛隊基地もある、または近い自治体国分寺、小平、調布でも高い濃度が出ている。自治体で浄水装置を強化すべきではないか。