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【談話】第2回定例会を終えて(グリーンな東京・談話)

 本日、第2回定例会が閉会しました。終了にあたっての談話を発表(プレスリリース)しました。

➤本会議の録画はこちらで日付と内容を選んでください。
https://www.gikai.metro.tokyo.lg.jp/live/reg2023-2.html

➤各委員会の録画はこちらから、委員会名>日付を選択
https://metro-tokyo.stream.jfit.co.jp/

➤神宮外苑再開発の請願審査への参考人招致の動議が否決となった環境・建設委員会は、こちらの<1:20:05>あたりからです。
https://metro-tokyo.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=775


 

【談話】 「2023年第2回定例会」を終えて

2023.6.21
グリーンな東京 幹事長 漢人あきこ

 2023年第2回定例会は、新型コロナウイルス感染症対策と臨時交付金を活用した都民生活・中小企業者等への支援の補正予算を含む知事提出議案53件他を審査し、知事提案議案は全て可決しました。
グリーンな東京は、明治公園の指定管理者を指定する議案に反対し、請願・陳情は神宮外苑再開発、葛西臨海水族園整備の見直しを求めるなどの9件に賛成しましたがすべて不採択となりました。

◆ 神宮外苑再開発の請願審査への参考人招致、賛成少数で否決に
 日本イコモス国内委員会による58項目の「環境アセス評価書における虚偽」の指摘に対して、環境影響評価審議会は事業者からの一方的な反証のみで「評価書に虚偽・偽りなし」と判断しました。6月5日の環境・建設委員会において、「神宮外苑地区の再開発計画の審議に関する請願」の審査に関して、事業者と日本イコモスがそろって論証し正当な審議を実現するための参考人招致を求める動議を漢人あきこが提出。共産党、立憲民主党の委員は賛成しましたが賛成少数で否決となってしまいました。

◆ 狙われる都市の緑地・都立公園~明治公園、葛西臨海水族園、日比谷公園
 今議会で指定管理者を議決した明治公園はPark-PFI事業による収益確保のために公園本来の公共性や公開性が歪められる事態が危惧され、葛西臨海水族園は樹木伐採を抑制する陳情が不採択になりました。日比谷公園も、隣接地域の開発計画とも連動して、公園の歴史と文化を壊し大量の樹木を伐採する計画が進行中です。将来に向けて守るべき都市の緑地・公園のあり方や価値が問われています。

◆ PFAS汚染 国に最重要課題として対策推進を求め、調査前倒しも表明
 市民団体の調査により多摩地域のPFAS汚染の深刻さが一層明らかになっています。都は5月の国への「有機フッ素化合物対策の推進に関する緊急要望」提出に続き、6月15日発表の「令和6年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求」に新たに「有機フッ素化合物対策の推進」を最重点課題として掲げました。都の汚染調査の前倒しと調査地点の増加などの方針の着実な実施を求めます。

◆ 生物多様性地域戦略の推進体制の強化を
 4月に策定された東京都生物多様性地域戦略は、2030年ネイチャーポジティブ実現を宣言する重要な計画であり、推進体制への注目と強化が求められます。環境・建設委員会で強く指摘しました。

◆「宗教法人世界平和統一家庭連合」に関する緊急要望
 旧統一教会による多摩市内の広大な土地購入と地域の不安を受けて、都は6月8日、旧統一教会の実態把握と適切な対応を求める緊急要望を国へ提出しました。都および国の真摯な対応を求めます。

◆ 9項目の文書質問を提出
 グリーンな東京・漢人あきこは、次の9テーマの質問趣意書を提出しました。①環境破壊の都市計画道路小金井2路線 ②玉川上水と生物多様性地域戦略 ③PFAS地下水汚染 ④日比谷公園再生整備計画 ⑤都営大江戸線延伸計画 ⑥認可保育所の指導検査と補助金不正受給問題 ⑦若年被害女性等支援事業 ⑧受動喫煙防止~喫煙可能な飲食店の実態 ⑨関東大震災100年の人権尊重の取り組み

以上