ブログ

【市長への申入れ&知事への要請】都市計画道路の新たな事業化計画で小金井2路線を優先整備路線から外すことを求めます

 東京都は、現在、来年4月からの都市計画道路の新たな整備方針・事業化計画を策定中です。
 白井市長は今年2~3月の市議会で、はけと野川を壊す道路計画について、市長選での「中止・見直し」の公約に反する「容認」の市長報告を行いましたが手続き上の問題でそれを撤回し、「再整理」を行う、としてきました。8月上旬には市内5カ所での市民説明会を開催しましたが、どの会場でも「中止・見直し」を求める声があふれていました。
 漢人あきことチェンジ東京!小金井の会は、この状況を受けて、白井市長への申入れ、小池都知事編への要請を行うことにしました。

◆白井市長への申入れ
 白井市長には、8月14日に文書を提出し、22日に面談。東京都に対して、2路線を優先整備路線から外すことを求めるよう申し入れました。
 市長からは、市民説明会の追加開催については市報9月1日号とHPにお知らせを掲載して開催すること、「再整理」は第3回定例会中(9月1日~10月7日)に行い、都への市の意向の表明は10月上旬になるだろうとのスケジュールは確認できましたが、その内容については、示されませんでした。田部井都市計画課長も同席しました。

◆小池知事への要請 
 小池知事あての要請書は、8月25日に提出。「新しい整備方針」を策定中の都市整備局の都市基盤部・街路計画課長と、建設局の道路建設部・計画課長が、「趣旨は理解しました」と受け取りました。
 9月からの都市整備委員会での「新しい整備方針」の議会への説明方針はまだ未定とのことですが、10~11月の所管局の全般について質問できる「事務事業質疑」では取り上げることができます。


 2025年8月14日

小金井市長 白井 亨 様

都議会議員 漢人あきこ
チェンジ東京!小金井の会 運営委員会

東京都における都市計画道路の整備方針(仮称)の策定に向けて、「小金井3・4・1号線」「小金井3・4・11号線」について、都に対し、小金井市として要望することを求める申し入れ
 
 私たちは、白井市長に、都に対して、以下の要望を行うことを求めます。

1 「東京都における都市計画道路の整備方針(仮称)」策定にあたって、「小金井3・4・11号線」、「小金井3・4・1号線」の位置づけを「優先整備路線」から外し、東京都と小金井市との検証、協議をていねいに行うこと

2 小金井の宝、“はけ”と野川、武蔵野公園一帯の生物多様性を損なう事業化を望まないとする民意を尊重すること

 現在、都は、「東京都における都市計画道路の整備方針(仮称)中間まとめ」を公表、パブリックコメントを行っています。そして、来年4月までに、優先整備路線の選定を含む「新たな事業化計画」が、都と区市町との協議を経て策定されます。市長は、小金井3・4・1号線、3・4・11号線(以下「2路線」)を含む未着工の個別路線について、都との協議を行うとし、2路線の方針については、9月には「再整理」するとしています。
 私たちは、5月16日、「優先整備路線の検証および総合的判断」(「市長報告」)の2月の唐突な市議会への提出と、3月の撤回及びその後の対応について「白井亨市長への申し入れ」を提出しました。3・4・11号線の建設を事実上認めた「市長報告」は市長選での公約を反故にし、民意に背を向けるものであり、「再整理」するとしたまま進まない事態に対して、謝罪と説明責任を果たすことを強く求めました。
ようやく開催された8月2日から5回の市民説明会には、延べ500人ほどの市民が参加しました。発言のほとんどは、公約を破り、道路を容認した「市長報告」に納得できないとするもので、市の「独自の検証」への疑問や、貴重な自然、生物多様性を大事に守っていこうという発言も多くありました。白井市長は「防災インフラとして道路の必要性は否めない」としましたが、参加者の多くは、納得できませんでした。
 白井市長は、現在においても、 “はけ”と野川、武蔵野公園一帯の自然は小金井の宝であると思っていると話されました。そして、民意は、2路線を望んでいないと認識しているとも述べました。
 6月の都議選(小金井市選挙区)での重要な争点はこの道路問題でした。漢人あきこは、 「はけと野川を壊す道路はいらない」を強くアピールし、4年前を上回る得票で「推進」を掲げる候補に大差をつけて当選しました。
 都議会議員としての2期目は、いままで以上に2路線の「中止・見直し」を都に強く求めていきます。
 白井市長も、市民説明会などで出された多くの疑問、意見に向き合い、2路線について、市民の納得する「再整理」をされることを求めます。「再整理」は、小金井の宝、“はけ”と野川、武蔵野公園一帯の生物多様性を損なう事業化を望まないとする民意に、背を向けるものであってはなりません。
 「新しい事業化計画」に向けて、2路線について、都に対し、小金井市として「優先整備路線」から外し、ていねいな協議を行うことを要望することを求めます。


 

2025年8月25日

東京都知事
 小池 百合子 様

                        都議会・グリーンな東京
                         漢人あきこ

都議会議員2期目のスタートにあたって
「小金井3・4・11号線」「小金井3・4・1号線」についての要請


<要請項目>
  「新たな事業化計画」において、「小金井3・4・11号線」「小金井3・4・1号線」の位置づけを「優先整備路線」から外すこと
 引き続き、交通量の推移など「必要性」と、動植物、生物多様性、湧水・地下水などへの影響についての調査と分析、評価などを行い、都と小金井市でのていねいな協議を継続していくこと

 6月の都議会議員選挙(小金井市選挙区/定数1)において、私、漢人あきこは、前回を上回る19,392票を獲得、大差で当選しました。気持ちを新たに都議2期目のスタートを踏み出しました。
 都議選における小金井市での最大の争点は、「“はけ”と野川を壊す都市計画道路」~小金井3・4・11号線、3・4・1号線(以下、2路線)の建設問題でした。漢人あきこは、2路線の「中止・見直し」を掲げ、一方、自民党、国民民主党候補は、3・4・11号線の「推進」を明らかにし、前回以上に大きな争点として浮上しました。今回の都議選で再び示された「“はけ”と野川を壊す都市計画道路はいらない」とする民意はさらに強いものとなっています。小金井市選出の都議として、引き続き2路線の「中止・見直し」を最優先課題として活動していきます。都議選でも示された小金井の民意を尊重していただくことを求めます。

 2路線は、第四次事業化計画で「優先整備路線」に選定されましたが、事業化着手に至っておらず、来年3月で10年の期限切れを迎えます。現在、都は、来年4月以降の都市計画道路の「新たな整備方針」、「新たな事業化計画」の策定作業を進めています。
 当初増加を予測していた交通量は、実際は減少傾向となり、混雑度も「1.25」を超えることなく推移し、渋滞も解消してきています。したがって、優先整備路線とする最大の理由、緊急性の根拠は失われてきています。

 都の調査でも、2路線による動植物、自然環境への直接的影響、間接的影響が指摘されました。道路予定地とその周辺は、自然再生推進法により、都内で唯一、自然再生協議会が活動する地域です。都と市と市民が協働して約20年、動植物は約1000種、オオタカ、フクロウなど猛禽類、絶滅危惧種キンランも含め80種近くの重要種が確認され、最近ではゲンジボタルが自然発生、都市部ではかけがえのない生物多様性回復の先進地域になっています。
 2023年策定の都の「生物多様性地域戦略」では、「2030年までに自然の損失を止め回復軌道にのせるネイチャーポジティブ」の実現を目標とし、開発の危機にある崖線については「緑の骨格」として保全の重要さが強調されています。「生物多様性地域戦略」からも2路線の見直しが必要です。

 小金井市の最上位計画「第5次基本構想」(2022年)でも、国分寺崖線、湧水、野川周辺の自然は、まちづくりの重要な柱として位置づけられ、市議会は「第5次基本構想に基づき、国分寺崖線の緑と自然の保全を求める決議」を可決しました。「新たな事業化計画」の策定にあたっては、これらも尊重されなければなりません。

 2路線の事業化は一旦立ち止まって「優先整備路線」からは外し、慎重な検証と協議を行うことを求めます。