【委員会報告】陳情審査&都市計画審議会予定案件質疑:都営住宅改築時の移転問題、あきる野市秋川高校跡地の地区変更、他
2月12日の都市整備委員会は、第1回定例会提出案件の説明と陳情審査、5月の都市計画審議会の予定案件への質疑でした。
陳情の採決結果は以下の通りです。
<住宅政策本部>
➊ 都営住宅における単身世帯への随時募集の実施を求めることに関する陳情
➡不採択
*採決態度 趣旨採択:共産、グリーン 不採択:都ファ2、自民2、立憲ミネ無、公明、国民 *欠席:自由
➋ 都営狛江アパート建て替えに伴う転居先に同アパートの空き室を加えることに関する陳情 ➡不採択
*採決態度 採択:共産、グリーン 不採択:都ファ2、自民2、立憲ミネ無、公明、国民、 *欠席:自由
<都市整備局>
➌ 屋外広告の取締り強化を求めることに関する陳情 ➡趣旨採択
*採決態度 主旨採択:全員 *欠席・自由
委員会の録画はこちら
https://nws.stage.ac/metro-tokyo-stream/arcplayer.html?list=C01_4&id=1&lecno=4
以下、漢人の発言原稿と答弁骨子(実際の発言とは異なります)
➋ 陳情124号:都営狛江アパート建て替えに伴う転居先に同アパートの空き室を加えることに関する陳情
Q1 狛江アパートと移転先として提示された団地との距離や生活圏の違いについて、伺う。
➡部長答弁
〇移転先は、狛江市内の東野川二丁目アパートのほか、狛江アパートから700メートル程の国領三丁目第2アパートなどの近隣の団地や、約三キロメートルの距離にある調布緑ケ丘二丁目アパートなど狛江アパートと同じ京王線沿線の団地などを紹介
Q2 最近建替えにより団地外移転を行った団地と移転先団地との距離や生活圏の違いを伺う。
➡部長答弁
〇都営田柄二丁目アパートは、同じ東武東上線沿線で約1.5キロメートルの距離にある都営旭町二丁目第七アパートなどを移転先として紹介
〇都営塩浜二丁目アパートは、同じバス路線で約1.4キロメートルの距離にある都営豊洲四丁目アパートなどを移転先として紹介
Q3 福祉サービス受給者、義務教育学区など個別の事情に配慮した対応はできないか、伺う。
➡部長答弁
〇居住者の従前の生活に配慮し、複数の団地を移転先として紹介
〇また、都が紹介した団地以外への移転を希望する世帯に対しては、希望を踏まえたエリアの団地を紹介するなどしている
Q4 今回に限らず、基本的に、住環境として重要な地域コミュニティの維持に最大限努める対応を求める。
➡部長答弁
〇居住者の移転にあたっては、複数の団地を移転先として紹介するとともに、建替え後に元の団地に戻りたいと希望する世帯に対しては、戻り入居ができる移転先を紹介
生活圏や地域コミュニティの捉え方、その重要性の認識を変えるべき
町内会や自治会などのご近所付き合い、子どもの学校などの変化を重視すべき
●第253回都市計画審議会「あきる野市上代継字遠野喜場外各地内の区域区分の変更」
この区域の真ん中を南北に走るメタセコニア並木はあきる野市民に愛されているシンボル的存在。今回は事前に現地を確認しに行く余裕がなかったが、国内で最も古い見事な並木とのこと。もともとは都立秋川高校の創設時にシンボルとして植樹し、保存されてきたものであり、今も卒業生から保存の要望もあると聞く。
Q1 市の地区計画では、メタセコイア並木は、地区施設に位置付けられているが、都としてはどういう経緯で協議を受け、了解したのか。
➡部長答弁
〇市のまちづくり方針ではメタセコイア並木を中心とした交流環境を形成、市は地区計画でメタセコイア並木を地区施設として位置づけ
〇都は市から法に定める協議を受け、支障なしと判断
まず、「地区計画の目標」のなかで、「秋川高校跡地及び周辺地区まちづくり方針」において「地域のシンボルであるメタセコイア並木を中心とした緑豊かな交流環境の形成を図ること」としていることを明記している。
さらに、「建築物等の整備の方針」でも、「メタセコイア並木の生育環境に配慮した建築物の構造とするため、建築物等の用途の制限、建築物の敷地面積の最低限度、壁面の位置の制限、建築物等の高さの最高限度、建築物等の形態意匠の制限、建築物の緑化率の最低限度を定める。」とし、
「土地の利用に関する事項」でも、「メタセコイア並木に面する壁面の位置の制限により後退する区域においては、メタセコイアの保全上支障のある行為をしてはならない」としている。
「メタセコニア並木の保全」がまちづくりの制度としてしっかりと約束されたものを理解する。
メタセコイア並木を含む秋川高校跡地は都有地だが、仮に並木の土地が民間に払い下げられた場合、保全が担保できるのか不安がある。
昨年12月のあきる野市議会で、市長は、取得も含め、あらゆる可能性の中から方策を検討する必要があると答弁している。
また、あきる野市では「都有地のまま、都があきる野市と連携して管理」を望み、都と市が連携して保全・管理していく手法について、全国の事例も調べながら引き続き都に提案していく意向もあるとも聞いている。
Q2 財源的もマンパワー的にもあきる野市には制約がある中、都として、あきる野市と連携を図りながら検討を進め、積極的に保全・管理に努めるべきと考えるが、いかがか。
➡部長答弁
〇市のまちづくり方針では、メタセコイア並木を中心とした交流環境を形成、地区計画ではメタセコイア並木を地区施設として位置付け保全
〇引き続き都は、関係部署と連携してまちづくりに関して市に必要な技術的支援
この都立秋川高校跡地の開発は、あきる野市では市民参加のまちづくりの第1歩として、市民グループが関わって進められていると聞いている。
今後、都有地であるメタセコイア並木を並木の土地が民間に払い下げるのか、あきる野市に譲渡あるいは市が取得するのか、都有地のままで都があきる野市と連携して管理するのかなどの可能性が考えられる。
都市整備局だけではなく財務局も含む「都」は、あきる野市のまちづくり方針に掲げられたメタセコニア並木の保全があきる野市が市民参加ですすめられるよう、積極的に支援していくことを求めて質問を終わる。




