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はけと野川を壊す都市道路計画~東京都・都市整備局の対応

 昨年11月17日、今年2月26日と東京都建設局主催の都市計画道路3.4.11号線に関する「意見交換会」が、萌え木ホールで開催されました。2回とも、事業ありきの都の姿勢に対して、参加市民からは、そもそもの事業化の是非からの意見交換をすべき、そのためには、優先道路指定を決定した都市整備局の出席が必要ということで、意見交換は成立しませんでした。

 当初、この二つの意見交換会での結果を報告し、大規模に開催する「説明会」を開催するとしていましたが、意見交換が不成立にもかかわらず、予定通りにこの週末3/25、26に南小体育館で開催されることになりました。

 はけの自然と文化を守る会では、この説明会への参加を呼びかけるチラシをつくり、地域への全戸配布にも取り組んできました。

詳しくは➡はけの自然と文化を守る会ブログ
http://hake-bun.blogspot.jp/2018/02/3411.html
http://hake-bun.blogspot.jp/2018/03/blog-post_11.html

 それに先立って、先日3/20(火)、都市計画道路を考える小金井市民の会(以下市民の会)主催で、都庁で説明会が開かれました。都市整備局と建設局が同席する貴重な場でしたので、私も参加しました。

 最も印象に残っているのは都市整備局の沢井課長が繰り返し発言した「トレードオフ」。優先事業への決定は「必要性」だけを基に判断したのであって、パブコメでも多数提出された環境破壊への危惧については事前の検証はしていない、データもないし、都庁内の環境部局との調整もしていなかったことがわかりました。
 「道路は必要、犠牲はやむなし」の決定をするのが都市整備局の仕事、あとは建設局でなんとかする、そういう役割分担、だから小金井に説明には行かない、とのことです。
 そんな不誠実な態度の裏に、多少なりとも葛藤を抱えている人はいるのだろうか…と思いながらの1時間でした。

詳しくは➡はけの自然と文化を守る会ブログ
http://hake-bun.blogspot.jp/2018/03/blog-post_22.html