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【報告】都政カフェ:8/21「多摩格差ってなんだろう」~松下玲子武蔵野市長を迎えて

 昨年の都議選前に始めた都政カフェも9回目を数えました。
 今回は、お隣の武蔵野市長の松下玲子さんをお招きして、「多摩格差」をテーマに開催しました。

 漢人からのあいさつと活動報告の後、松下さんのお話へ。

 松下さんからは、まず「幸せは個々人が実現するもの、他人が定義するものではない。不幸せをどう取り除くのかが政治の役割」という基本的な政治姿勢が語られ、この信念のもと、着々と市政の課題に取り組んでいるお話にワクワクするものがありました。

 「多摩格差」について、市長になってもっとも感じているのは「ごみ行政」とのこと。23区では全て無料で分別も不充分、多摩地域は各自治体ごとに異なり、武蔵野市では適正規模を大きく下回る規模のゴミ処理施設で苦労している…など。
 また、最近急増している簡易宿泊所は多摩地域では保健所が各自治体にないため、情報も決定権限がないこと。
この「意思決定できるかどうか」が最も大きな格差だと強調されました。同感です!

 10月で市長就任1年、「それまではおとなしくしてるんです」とのことでしたが、お話しいただいた数々のエピソードからは、すでに松下市政の展開がビンビン始まっているようでした。

~伺ったエピソードから、いくつかご紹介~

  • 水筒持参禁止の小学校が3校あることがわかり、なぜ禁止!?と教育委員会と論争
  • クリーンセンター(ごみ処理施設)で火災が頻発したため、燃やさないゴミの全量調査を実施。原因は大量に混在している小型家電のリチウムイオン電池と判明。メーカー責任を求めるために、市長会として取り組みたい、のに○×△…
  • 空家率、国の調査では14%もあったが、独自調査したら5%だった。
  • レンタル動物にエサをあげ続けるイベントに遭遇。見直しを指示

 

 2年目は「市民との政策研究会」を立ち上げて、市民との連携で独自の取り組みを進めていきたいと、意欲満々でした。

 しっかりと筋の通った信念のもと、さわやかに政治姿勢を貫く松下さんのスタイルに、「政治」の希望を感じることができました。