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【報告】5/29第3回都議会報告会

(報告:岡田ちひろ)

5月29日(日)、第3回目の都議会報告会を漢人あきこ事務所内の「スペースチェンジ」を会場に、Zoomも合わせて開催しました。

今回の司会は運営委員の小山さん。まずは漢人さんから2/16~3/25まで行われた都議会2022年第1回定例会を中心に、いまの都政で課題になっていること、取り上げてきたことなどをスライドも使って1時間ほどの報告がありました。

◆第1回定例会の報告・・・

第1回定例会は1年で一番長くて重たい議会です。新年度予算を中心に135件の知事提出議案と議員提出案、請願・陳情を審査。漢人さんは一般会計予算など知事提出の議案29件、議員提案の長期欠席議員の報酬停止を定める条例改正などに反対しました。

2022年度予算は、都税収は昨年度当初予算と比べて5858億円、11.6%増、一般会計は過去最大の7.8兆円(特別会計・公営企業会計を合わせて15.4兆円)となりました。しかし、「コロナ禍」の教訓に基づく貧困・格差との真剣な取り組みは弱く、逆行する都立病院の独立行政法人化を強行しようとしています。最大の教訓を活かすことが新年度予算の最大の課題と言えます。

詳しい採決結果はこちら⇒https://kandoakiko.com/blog/2022/04/3076/

代表質問の機会がない1人会派ですが、文書質問を活用しています。今回の漢人さんの質問項目は8点。

①都市計画道路小金井2路線 ②外環道 ③練馬城址公園 ④生活・住宅支援の課題 ⑤朝鮮学校補助金 ⑥学校図書館司書 ⑦都立高校入試英語スピーキングテスト ⑧友好都市モスクワ市とトムスク州との平和自治外交
⇒答弁書は5月24日に公開されました。https://kandoakiko.com/blog/2022/05/3175/

◆参加者からも活発な意見や質問・・・

会場、Zoomどちらの参加者からも発言をいただきました。

  • 今まで通りの価値観での開発をしていては環境は守れない。環境保護はどんな分野にも関係があるのだという視点が欠けていることが露呈した。
  • 最大限環境を守るという視点が必要。小金井の湧き水、滄浪泉園、旧谷口邸を都民に認識してもらえるよう都の財産という認識のもと、大事に残していく努力をしてほしい。
  • 小金井、日野、国分寺の三市でごみ処理が始まって5年たったが、30年後のごみ処理施設地は日野市以外でという覚書が交わされている。その執行まであと25年。場所を決めていくのには20年はかかるであろう。それを議論していく場所、焼却しない処理方法の模索も必要と感じている。長いスパンの話は今生きている人がすぐに関わらないが必ずその日は来る。事前予測を立てる必要を感じている。
  • 文書質問の答弁を読んで自動車交通のことしか視点がないと感じた。人身事故のか発生のことはどう考えているのか、クルマさえ通れればいいのか。とにかく小金井の都市計画道路を止めてもらいたい気持ちが強くなった。

他にも「1人会派孤軍奮闘、立派にやっている様子が伝わった」「忙しい時期だったのに、これだけ実行・報告し誠実だなと思った」という声をいただきました。

今報告会の3日後、6月1日から都議会は第二回定例会が始まります。6月8日には漢人さんが一般質問に立ちます。インターネット中継もありますが、議場に傍聴に行きましょうと呼びかけて、閉会となりました。