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【報告】環境・建設委員会11/28~神宮外苑いちょう並木保存陳情を趣旨採択

11/28の環境・建設委員会では、12/1からの第4回定例会の議案の事前説明と「神宮外苑のいちょう並木の確実な保全に関する陳情」の審査が行われました。グリーンな東京(漢人)と共産党は採択を主張しましたが、他会派の意向が趣旨採択で、全会一致での趣旨採択の意義は大きいと判断し、趣旨採択に賛成しました。⇒12/15の本会議でも全会一致で趣旨採択される予定です。

◆11/28(木)<環境局>

録画はこちらでご覧になれます。
https://metro-tokyo.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=697
*漢人の質問は<0:57:00>くらいから
以下、主な質問と答弁です。

〇すでに、一部が枯死、枯損し始めているとの日本イコモス国内委員会の調査結果について
石川幹子理事らの調査(10/29~11/6)によって確認された結果を都と事業者はどのように受け留めているか。
A. 都は5月に事業者にイチョウ並木の保全について万全を期すよう要請し、事業者は8月にイチョウ並木を保全すると回答した。都は今回の調査結果を受け、改めて事業者に保全を期すよう要請した。

〇多くの専門家から移植は不可能との指摘がある。「移植木を活用した樹林地の再生計画」は評価書に示されるか
樹木伐採4割減との報道がされているが、事業者は伐採予定のいちょう19本と85本を移植対象として、伐採本数を減らしたように見せかけている。多くの専門家から移植は不可能と指摘されている。審査意見書には「既存樹木の健全度や移植の可能性に関する詳細調査結果をデータと合わせて説明し、その結果を反映して、既存樹木への影響を回避・最小化するための考え方を示し、残置、移植、伐採等変化の程度について予測・評価を見直すとともに、移植木を活用した樹林地の再生計画を作成すること」とある。この再生計画は、評価書に示されるのか。
A. 条例や技術指針に則り、評価書を作成するにあたっては、審査意見書等に基づき十分な検討を加え、評価書案の修正の経緯及びその内容を記載 つまり、再生計画を記載、もしくは記載できない場合はその理由を記載するということかと…

〇環境影響評価書案の提出前の審議会の開催
事業者から提出された環境影響評価書案の確認にあたって、審査意見書の指摘事項への対応が十分であるかを検証・評価するために審議会の意見を聞くべき。また、
審査意見書では、「審議会としても今後の事業者の環境保全措置に継続的に関与する」と、異例の一文が付けられた。この継続的な関与が行われるためには、環境影響評価書の確認の前に審議会を開催する必要があるのではないか。
A. 評価書が提出される前に、審議会を開催し、事業者が審議会で評価書に記載する内容を説明し、審議会委員が助言を行う。 ⇒審議会開催の名言がありました。

 

◆11/8(火)現地フィールドワーク
陳情審査に先立って、陳情者に案内していただいて現地フィールドワークを行いました。再開発計画の全体像と問題点のレクチャーも受け、イコモスが指摘した一部が枯れ始めているいちょうの木も確認してきました。