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【報告】「日比谷公園再生整備計画」勉強会とフィールドワーク

 5/17「日比谷公園再生整備計画勉強会」を開催、会場の都議会会議室とオンラインで約50人が参加されました。連続企画として呼びかけた「日比谷公園再生整備計画フィールドワーク」は、当初予定した6/2が荒天のため延期となり、昨日7/7、実施することができました。

 フィールドワークのガイドは勉強会に続き、日比谷公園の歴史と文化をこよなく愛する会の、高橋裕一さん(元日比谷公園管理所長)、高橋康夫さん(日本庭園協会会長)、愛みち子さん(街路樹を守る会)にお願いしました。

 参加者は30人近く、13時~15時の34度の暑さの中でしたが、公園内は涼しい風も吹き、樹林・緑陰のありがたさを痛感することになりました。

 2時間かけて、整備計画で隣接開発エリアとつなぐ幅員9メートルと18メートルの2本のデッキや、すでに24本の樹林が失われたにれのき広場、9月から工事が始まる第二花壇など10数か所を回りました。
 私自身、野外音楽堂あたりはよく行きますが未踏エリアも多く、排ガスで枯れた大ケヤキの切株と日本初の排ガス観測所、日比谷見附と心字池、伊達政宗終焉の地、しゃれたロッジ風の旧公園事務所、三笠山と自由の鐘、ステキなキリンの彫刻などなど、歴史と文化も学ぶことができました。

  

  

  そして、フィールドワーク終了後に都庁控室に戻ったら、都政新報7月7日号が届いていて「日比谷公園再整備で事業計画」の記事、帰宅したら郵便でその計画書「バリアフリー日比谷公園プロジェクト」が環境・建設委員宛で届いてました。

都建設局HPにアップされています。
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/07/05/05.html
https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jigyo/park/hibiyakouensaiseiseibi.html

 バリアフリーって、そんないまさら当たり前のことを掲げるなんて他に積極的な理由がないってことなんでしょうか。
 また、「樹木を避けて整備を実施します。移植が必要となる場合には樹木診断を行った上で公園内で移植します。」というフレーズが執拗に繰り返されてます。神宮外苑再開発でも葛西臨海水族園整備も公園も同じでなのですが、「移植」って、ほぼ「ごまかし」「先送り」ワードになってます。

 日比谷公園再生整備計画については、文書質問を提出していますが、まだ答弁骨子も示されていません。また、日比谷公園の歴史と文化をこよなく愛する会が陳情を提出していますので、9月の環境・建設委員会で審査することになります。