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ブログを更新★【報告】10/15 都政カフェ「ごみ清掃のお仕事」

(報告 小山 剛)

 10/15(土)、グリーンな東京が主催する都政カフェ「ごみ清掃のお仕事」をスペースチェンジ(漢人あきこ小金井事務所)を会場に、Zoomも併せて開催しました。会場とZoomを合わせて22名の参加者と、長年、ごみ清掃の現場で働き、今年の6月に『ごみ清掃のお仕事』という本を出版された、押田五郎さんからお話を伺いました。

『ごみ清掃のお仕事』著者の押田五郎さんのお話を聞く…

 私は、子どもの頃からゴミ問題に関心を持ってきて、他の人よりはごみ・リサイクル・エコロジーについて詳しいと思っていたのですが、そこで働く人にことについて、全然知らないし関心を持ってこなかったことに気づかされました。

 ゴミは捨ててどこに行くのか、焼却場や処分場もしくは、資源を取り出してリサイクルするような工場を私達は、思い浮かべがちです。しかし、ごみは勝手に歩いてそこに行くわけではなく回収して運搬してくれる清掃作業員の方々がいます。その仕事は、機械に挟まれてケガをしたり命を落としたりするような危険と隣り合わせ。また、かつて被差別部落の人々がごみ清掃に従事してきた歴史から、差別があることを知りました。

ごみ清掃という仕事への見方が変わった

 残念なことに、現在、都内でごみ清掃が直営なのは23区だけで、小金井市を含む多摩地域では、民間企業に委託されています。私達が朝見る、運転手と作業員の二人組が収集車から降りてごみを回収するというのは、危険な作業だそうです。(本来、運転手一人に対し作業員二人というのが安全に作業するのに必要な員数であり、運転手が降りて作業することは道路交通法上でも違法)

 いつもの何気ない朝の風景でしかなかったごみ清掃という仕事への見方が変わっただけでなく、自分の仕事についても考えるヒントをもらったような気がします。