【コメント】東京オリンピック・パラリンピックの速やかな中止を! コロナ感染対策に集中しよう。
私、漢人あきこは、都議選への立候補表明にあたって、東京オリンピック・パラリンピックについて、「開催ありき」の姿勢に疑問を呈し、コロナ感染症策に集中すべきとしてきました。
しかし、開幕の7月23日まで2カ月余りとなった今も、東京都、日本政府、組織委員会は開催ありきの姿勢を崩していません。
3回目の緊急事態宣言は延長となり、事態は今までになく深刻です。変異株の猛威による感染の拡大、重症者が急激に増大し、多くのいのちが脅かされています。
立川市にある総合病院の窓ガラスに「医療は限界 五輪やめて!」「もうカンベン オリンピックむり!」と大きな貼り紙が出されました。1年以上にわたり新型コロナと格闘し続け、感染者のいのちを守ってきた医療従事者の悲痛な叫びです。
世論調査では、オリンピック・パラリンピックについて「再延期すべき」「中止すべき」が7割を超えています。
密をつくるなと言いながら聖火リレーを続行し、医療崩壊、ワクチン接種もままならない中で医師と看護師のオリンピックへの派遣を要請するなど、すでに「安全で安心なオリンピック・パラリンピック」の破綻は明らかです。
爆発的な感染拡大が続くインドや、ワクチン接種が困難な地域も多く世界的なコロナ格差は著しくなるなか、選手団の派遣どころではない国々もあります。無念・残念な思いを持つ方々も多いと思いますが、この感染ストレスと厳しい制限のなかでアスリートに選択や競技を課すべきではありません。
11歳の小学生が新聞にこんな投稿をしています。
「ニュースでよくいわれているように、小さなイベントでも『今は、コロナだから』と開さいは中止にしていることが多いと感じます。だから、大きなイベントの東京オリンピックは、コロナの感染をかく大するので、なおさら開さいは中止にした方が良いと思います。」
私、漢人あきこもそう思います。東京都、日本政府に速やかに中止を表明することを求めます。