ブログ

【報告】国際風刺漫画展連動企画レクチャー「風刺漫画が描く戦争と平和」

(報告 関根幸恵)

 6月26日(日)午後2時から「スペースチェンジ(チェンジ東京!小金井の会・漢人あきこ事務所のイベントスペース)」にて、風刺漫画家の横田 吉昭さんによる国際風刺漫画展連動企画レクチャー「風刺漫画が描く戦争と平和」を開催しました。会場参加12名、Zoom参加4名、展覧会とこのレクチャーのことが多摩地域のタウン紙『asacoco』に掲載されたので、初めましての方も数名来られ新鮮な会になりました。

左)横田吉昭さん 右)漢人あきこ

 風刺漫画はまずは直感的に味わうものと思いますが、漫画家であり研究者でもある横田吉昭さんが軽妙に語られる洞察に富んだ風刺漫画歴史観はかなり面白く、これを知ると漫画の背景を探る視点の引き出しも多くなるというものです。引き込まれ触発された参加者から活発に質問が出て、その応答もまた興味深く、あっという間の2時間でした。
 表現の自由と人権侵害の関係や権力者のプロパガンダ利用など、表現をめぐる問題は古く新しいけれど、社会の中でより弱い立場の人の視点に立って、画面の裏にあるものをありありと想起させるすぐれた風刺漫画よ、この難しい時代の中しぶとく生き残って私たちの声を代弁しておくれ!と心から思いました。

参照:【報告】「国際風刺漫画展NO WAR ! ー世界の眼からー」
    https://kandoakiko.com/blog/2022/06/3202/